院長ブログ

ブログ

2013

12/08

小児歯科 お口の機能 №1


 

小児歯科の治療をしていて子供の食に関する質問や疑問を多く耳にします。

これから何回かに分けて歯科の立場から  『お口の機能』 について少しアドバスしようと思います。

例えば、一口量は? なかなか飲みこめない! よく噛まずにまる飲みする! 野菜を吐き出して

しまう! 肉が噛みきれない! 軟らかい物ばかりを好む ・・・・・・・・・・ などなど。

お口の機能は、歯の萌出状態・舌の機能の発達に合わせて、段階に応じて発達していきます。

調理方法・食材も成長段階に応じて変えていく必要があります。

① ごっくん期

※食べ物を取り込むために、口唇を閉じることを学ぶ時期

※舌を前後に動かして食べ物を奥に送りこむことを学ぶ時期

※生後5~6か月

ここでのポイントは口唇閉鎖の獲得です。

まず、スプーンで下唇に触れると上唇が下りてきます。上下の口唇がスプーン上の食べ物をとらえ

ますのでスプーンをゆっくり水平に引きましょう。 このとき、口を開いたときに、舌と床が水平になる

角度が一番食べやすい角度です。

子供の虫歯菌の感染は生後19~31か月に最も起こりやすいと言われています。

育児する人の口腔内の細菌量も影響しますのでしっかり治療しましょうね。