2013
12/13
小児歯科 お口の機能 №4
④離乳食完了
※前歯で噛み切り、しっかりしてきた奥の歯茎で食べ物を噛みつぶすことを学習する時期
※1歳頃 上下の乳中切歯と乳側切歯(合計8本)
⑤幼児食前期
※奥歯で噛み砕いて食べることを学習する時期
※1~2歳頃 第一乳臼歯・乳犬歯が生えてきます
※まだまだ食べにく物(繊維性の強いキャベツやレタスなどの生野菜)、噛みきれない物が
あります。大人と同じ食材を与えると『いつまでも飲みこめない』 『まる飲み』につながるので
調理の工夫が必要です。
⑥幼児食後期
※乳歯が全て生えそろい、良く噛む習慣を身につける時期
※3~5歳頃 乳歯完了(合計20本)
噛むことの大切さ
噛む能力は生まれつき備わっているわけではなく、学習により身につくものです。
身近な食材で調理法を工夫することで噛む回数が自然に増え、無理なく噛めるようになります。
噛むことは、1、唾液の分泌を促進させ、2、脳の血流が増すことで脳が活性化し、3、運動機能や
体のバランスが向上します。また、4、満腹中枢をコントロールして肥満を防止します。
その他、5、顎や首などの筋肉を強め、姿勢を良くし、6、口やあごの正常な発育を促進させます。
噛むことで刺激となりたくさんの唾液がでます。唾液には消化を助ける酵素が含まれている他、
食べカスを洗い流したり、菌の増殖を抑え虫歯を予防する成分を含んでいます。
4回に分けてお口の機能についてまとめてみました。